改めて考えよう新型コロナウイルス感染症

監修:国際医療福祉⼤学医学部 感染症学 主任教授
国際医療福祉⼤学成⽥病院 感染制御部部⻑ 松本哲哉 先⽣

新型コロナが2類から5類に移行した今、改めて新型コロナウイルス感染症について学び、考えて、私たちがどのように対処していくのが良いか、正しい知識を身に着けるため、岸本加世子さんが松本哲哉先生にお話をお聞きしました。

Chapter1
新型コロナと普通のかぜ、インフルエンザはどう違う?
再生時間:6分07秒
Chapter2
他人事ではない「後遺症」
再生時間:3分15秒
Chapter3
重症化しやすい人は、どう対策すればいい?
再生時間:6分38秒

お二方の対談記事広告を
読売新聞、朝日新聞に
掲載しました。

2023年9月23日の読売新聞・朝日新聞に松本哲哉先生と岸本加世子さんの記事広告を掲載しました。ぜひご一読ください。

新型コロナウイルス感染症は、重症化リスクの有無によって適切な対処法が異なります。

まずはご自身やご家族の重症化リスクを確認しましょう。

重症化リスクがなく軽症で済んでも、後遺症が残る可能性があります。

自分自身や家族や友人などの大切な人を守るためにも、

若い世代の方々も積極的にワクチン接種を検討しましょう。

また、感染した場合でも現在では治療の選択肢が増えてきています。あなたにあった治療法を主治医の先生とご相談ください。

注意が必要なのはどんな人?

注意が必要なのはどんな人?

注意が必要なのはどんな人?

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以下の表に当てはまる項目がひとつでもある方は、ない方と比べて新型コロナウイルス感染症の重症化の危険性が高いことがわかっています。

年齢
  • 65歳以上

体型
  • 肥満がある(BMIが30以上)

生活習慣
  • タバコを吸う(現在および過去)

  • 運動不足

基礎疾患(持病)

以下のような持病や既往歴がある

  • 高血圧

  • 糖尿病

  • がん

  • 慢性の肺の病気(COPDなど)

  • 慢性の腎臓の病気

  • 心臓の血管の病気(心筋こうそく、狭心症など)

  • 脳の血管の病気(脳こうそく、脳出血など)

  • HIV感染症

  • 臓器移植による免疫不全

  • ステロイド等の免疫を抑える薬を使っている

妊娠
  • 妊婦(妊娠後半期)

BMI:体格指数 [計算]BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}

COPD:慢性閉塞性肺疾患、HIV:ヒト免疫不全ウイルス

厚生労働省:新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き 第10.0版より作成

あてはまる項目がある方は、

新型コロナウイルス感染症の感染に備え、取るべき行動について

かかりつけ医に相談してみてはいかがでしょうか。

あてはまる項目がある方は、

新型コロナウイルス感染症の

感染に備え、取るべき行動について

かかりつけ医に相談してみては

いかがでしょうか。

出典

  • 1)

    厚生労働省:第118回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年3月8日)資料3-9(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html) (2023年5月31日閲覧)

  • 2)

    厚生労働省:マスクの着用について(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html) (2023年5月31日閲覧)

2023年11月作成 CVD46N001B